2015-02-11

伊藤比呂美に人生相談をしたら

Q. 母が私の人生に干渉し過ぎます。私ももう30なのに。

A. 干渉するのは当たり前です。それが母親の仕事ですから。

確かに30にもなったら(いや、その前からでも)「もういい加減にしてよっ!」と思うかもしれません。でも、娘がいくつになっても、母親にとって娘は娘です。そして、その干渉は「心配」や「愛情」と言う名の物にすり替えられ、そしていつの間にかありがたく思わなければならない物になるのです。

でも、不思議な事に、本当にそれがありがたい物になる日が来るのです。(このケースが大半を占める。そうでない場合もある。)それは、いつか親がいなくなった日。その時、その「干渉」と言う愛情がなくなってしまって、安心よりも先に、寂しさが訪れるのです。

親を変える事はできません。或る意味、自分も変える事だってできないのですから。そして、親に何かを期待してはいけません。自分が何をしたいか、どう生きたいか。それだけです。そして、いつかやって来てしまうその日まで、できるだけ後悔しない様に生きるだけです。

[してません、伊藤比呂美に、人生相談は。でも、もししたら、こんな感じの答えが帰って来るかもしれない。帰ってこなくても、まぁ、こんな風に生きてみようじゃないか。]

No comments:

Post a Comment